ふるさと納税制度で、初汚職。
高知県安芸郡奈半利町役場(高知県安芸郡奈半利町乙1659-1)において、ふるさと納税制度を巡る贈収賄(刑法・第197条)事件が発生し、奈半利町役場地方創生課柏木雄太課長補佐(41歳)と同森岡克博課長(45歳)が受託収賄容疑で高知県警に再逮捕されました。
(こうした田舎町などでは、公務員と言う職は安定した高給取りなのに何故なのでしょうか。)
高知県警は、合わせて贈賄側の株式会社通成水産(松村通成社長、高知県安芸市津久茂町3430番地29)の松村通成社長(30歳)も再逮捕しました。
高知県警では、柏木雄太課長補佐(41歳)がこの事件を主導したとみております。
因みに、ふるさと納税制度を巡る汚職事件は全国初とのことです。
(こうした行為は、納税と地方自治の本旨を著しく冒涜しています。)
なお、高知県警の調べに拠ると、柏木雄太課長補佐(41歳)と森岡克博課長(45歳)は、2018年(平成30年)6月にふるさと納税制度の返礼品の選定で、株式会社通成水産(松村通成社長、高知県安芸市津久茂町3430番地29)が返礼品『アーモンド小魚』を取り扱える様に便宜を図り、2018年(平成30年)9月から2019年(平成31年)2月の間に計179万円の賄賂を受け取った疑いがあるとのことです。
また、高知県警は3月3日(火)には、柏木雄太課長補佐(41歳)、森岡克博課長(45歳)及び松村通成社長(30歳)の三人について、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑(刑法・第157条)などで逮捕しており、高知地方検察庁はこれらの容疑で本日起訴しました。
民間においては、納税は当然ではあるものの公権力に拠って厳しく取り締まられている状況から、そうした血税を私利私欲に働いた公務員にはより厳罰(国家公務員法及び地方公務員法)が求められます。
- 高知県安芸郡奈半利町
- 役場所在地:
高知県安芸郡奈半利町乙1659-1 - 男性人口:
1,462人 - 女性人口:
1,679人 - 計:
3,141人(世帯数:1,698世帯、R1年11月30日時点)
- 株式会社通成水産
- 所在地:
高知県安芸市津久茂町3430番地29 - 社長:
松村通成 - 法人番号指定年月日:
平成28年11月1日
◎刑法(明治40年4月24日・法律第45号/改正平成30年7月13日・法律第72号)
(公正証書原本不実記載等)
第157条 公務員に対し虚偽の申立てをして、登記簿、戸籍簿その他の権利若しくは義務に関する公正証書の原本に不実の記載をさせ、又は権利若しくは義務に関する公正証書の原本として用いられる電磁的記録に不実の記録をさせた者は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
2 公務員に対し虚偽の申立てをして、免状、鑑札又は旅券に不実の記載をさせた者は、1年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処する。
3 前二項の罪の未遂は、罰する。
(収賄、受託収賄及び事前収賄)
第197条 公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の懲役に処する。この場合において、請託を受けたときは、7年以下の懲役に処する。
2 公務員になろうとする者が、その担当すべき職務に関し、請託を受けて、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、公務員となった場合において、5年以下の懲役に処する。
※条文の一部は省略。
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